コロナウイルス感染症により志村けんさん死去。 私はもうたくさんです。

Stay home 家にいて命を守ってください。

2020年3月31日 読売新聞 編集手帳

昭和54年生まれの私には、まるで親戚の叔父さんを自慢するようなくらいの身近な感覚だったかもしれません。ほぼ毎日テレビで見て、たくさん笑わせて頂いて。お笑い芸人の志村けんさん。大好きでした。

だいたい自宅での夕食時間帯に志村けんさんのテレビ番組を見て、そこで覚えたネタは翌日の学校で子ども同士が披露しあうのが恒例行事でした。テレビをみているその時に爆笑、翌日も爆笑。爆笑ネタは長いときで数年持ちます。こんなに人々を笑わせ楽しませて、本当に素晴らしい方でした。医学研究的にみても「笑い」は健康に良いのですから。素晴らしい社会貢献です。

その志村けんさんがコロナウイルス感染症によりお亡くなりになりました。

私達はこの辛い事実を直視しなければなりません。志村けんさんが亡くなりその殺傷力を知り、決定的な治療薬がまだ開発されていない事実も毎日のように放映され、今私達にできることは予防しかない、という事は千度言われていることかと思います。今、世界中が予防に全力をかけるしかない現状なんです。志村けんさんがコロナの怖さを教えてくれたではないですか。

Stay home 家にいて命を守ってください。

さらに、国際連合の専門機関である世界保健機関WHO(World Health Organization)が言っているんです。少なくとも、私達よりそうとう感染症の知識も対策の経験も豊富です。その方達が調査研究に基づいて、外出をしないことが感染予防に最も効果的であると言ってくれているのです。

※写真はイメージです。

Stay home 家にいて命を守ってください。

専門家の意見に耳を貸してください。「みんな出かけているから」、は言い訳になりません。ほんの少しの「ま、いっか。」が自分だけでなく誰かを傷つける可能性が充分にあるのです。コロナの感染者の数は、世界で85万人を超えています。

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Stay home 家にいて命を守ってください。

「不要不急」ほど、曖昧な意味を持つ言葉はありません。ある人にとっては急用でも、他の人には急用でないかもしれないからです。必要なのは自己判断力です。自らと誰かの生命の危険をさらしてまでも、何が急用なのか判断してください。私には自分と自分の愛する人達の生命以上に大切なものは何1つありません。

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Stay home 家にいて命を守ってください。

世界のニュースを見てください。感染症の勢いが止まっていないのです。 今私達は、日本人ではなく世界共通で同じ問題に取り組んでいる世界人です。

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Stay home 家にいて命を守ってください。

何が本当に大切なのかを考えさせられる時期です。私はStay homeをするために職場を辞めました。自分と自分の愛する人達の生命以上に大切なものなんて、何1つありません。今だけは、家にいて命を守らせてください。それが今できる愛する人達への、世界への、地球規模での、最大の愛情表現です。

※写真はイメージです。

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この記事を書いたドクター

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福島 八枝子
明るく好奇心旺盛な整形外科専門医Dr.Ekoがお届けします。スポーツ医学の本場アメリカで研究したPM&R(Physical Medicine& Rehabilitation)を扱う最新医学情報をはじめ、海外や日本での生活におけるおもしろエピソード等をご紹介

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