米国株式が荒れていて、考えさせられたこと

はじめに

まずは、コロナウイルス感染拡大の影響を受けて被害にあわれている方々ならびに、そのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。世界人類全ての人々にいち早い平和と安全、健康が戻りますことを心より お祈り申し上げます。

影響する株価

左から「Facebook社」「Apple社」 の株価

左から「Microsoft社」「Alphabet社(Google)」 の株価

見て下さいこれ。私の大好きなMac製品を販売するApple、友達との会話に欠かせないFacebook。学会発表やプレゼンテーション、原稿記載などデスクワークに欠かせないソフトウェアを扱うMicrosoft。「ぐぐっと検索」Google。

実はハイテック系オタクである私にはたまらない銘柄達。カリフォルニア在住時には、IT仲間達とドライブがてら会社見学に回ったものです。たくさん写真を撮ったり、社員になったつもりで想像してみたり、ああ、楽しかった日々です。

その憧れの会社たちの株価がすんごい変動しているのです。様々な角度からの意見がありますが、上手くやれば副収入に繋がる時でもあると意見する専門家にチラホラ会います。ただ私はド素人なのでオススメ株などとうてい言える立場ではありませんが、このグラフを見るとド素人の私でも何かじっとは出来ない状況になっていることだと認識しています。

今回のコラムではただただ、こんな状況だとお知らせするだけです。けして、「今すぐ株を買った方が良い。」など微塵も言っておりませんので、ご了承くださいませ。

私的自由の定義

私は過去に、「自由」を求めて彷徨いました。何十年ももがき続け分かった自分的自由の定義とは、5項目に分かれていること。

  1. 選択/行動の自由
  2. 精神的自由
  3. 時間的自由
  4. 肉体的自由
  5. 経済的自由
  6. 思考/思想の自由の具現化

このコラムは日本語で書いているので、読者は日本国内在住の方が多いと推測しています。日本国内ではある程度学校を卒業し社会に出た段階から自由は始まるのかな、と思っています。

5つの自由

上の5項目を文章に載せてみると、「社会に出て職業選択の自由があって、好きな仕事を見つけられる精神や思いがあって、その職場内で比較的時間の融通が効き、現場ワークでもテレワークでも良い。」というイメージです。そして最後に、お金が入ってくる流れがあって初めて経済的自由と呼べ、思考と思想の自由の実現がその後にやってくるのだと感じています。

具現化したいときに全く別次元

何を考えたり思ったり、思考と思想もぶっちゃけ生まれた時から自由なんですが、思考と思想が合う仲間と出会い、何かを具現化するときには、事前の5つが必要だという考えです。

「そんなことなら、学生時代からやっとるわい。」という意見が聞こえますが、そうですよね。学生時代は例えば「サッカーが好きだから」サッカー部に入部するわけで、一緒にプレイを通じて切磋琢磨していきます。

しかしそこに、「サッカーを通じて、◎◎を達成したい。」という思考や思想の自由を実現しようとすると、途端に話は別です。

例えば、「発展途上国に渡り、サッカー教室を開催して人々を元気にしたい。」という思いや、中には私の様にサッカーやスポーツ医学を研究したいというパッションも存在すると思います。これが思考/思想の自由です。そして、行動に移せたら具現化。

つまり、いざ同じ思考/思想の自由を繰り広げ、自分なりのシナリオを見つけて、それを具現化したいときに全く別次元となってくるということです。まだ見ぬ世界です。

優しい気持ちを現実化。

例えば、「発展途上国に渡り、サッカー教室を開催して人々を元気にしたい。」という優しい気持ちを現実化にするにはどうしたら良いでしょうか?

まず、飛行機のチケット代金が必要です。ボールも何個か買わなければなりません。ボール片手にスパイクを履いて片道切符で行って「後は現地でなんとか生き抜く。」というサバイバルでも良いですが一生続けるには、現地に入ったあとにも要は経済力が要ります。

なぜなら、現代人には衣食住が必要です。100歩譲って偶然余裕のある農家さんと出会い、居候させてもらい衣服を1着借りられれば、全て解決は出来るかもしれませんが、たいてい余裕のある農家さんにまず出くわす確率は極端に低いです。そしてその農家さんかどれほどサッカーが好きかなど、全く計算の及ばない範囲です。

食事は毎日取らなければ生命の危機にも関与しますから、誰かが一生食べさせてくれるという超ラッキーな方以外は、現代社会で食物は金銭を介して購入するシステムになっているので、最低限の経済力はどうしても必須になってきます。

それでは、よくある勤務体制(9時から17時まで勤務、職場にいないといけない職業タイプ)では、特に数ヶ月単位で休暇が取りにくい日本国内で勤務をしている限り、いつまで経っても海外へ行けません。

目先の生産性に直結しない芸術とサイエンスへの理解が、まだまだ発展途上

さらに「医学研究がしたい!」というパッションでさえも研究だけで生活費が稼げる職業もチャンスもたくさんあればいいのですが、アメリカで医学研究だけで生活費を得た私が帰国して一番に感じたことは、「ここ日本は芸術とサイエンスだけでは、食ってけない文化/国」であると実感するほどに、研究だけで経済的自由が簡単に得られる状況ではありません。

たいていは、「あなたが大した研究者じゃないから、研究職のポジションが取れないんだよ。」という心ない言葉も出るかもですが、私は医学博士でもあり、スタンフォードで研究プロジェクトリーダーもやっておりました。努力を止めることはこれまでも今後もありえませんが、それでもまだ足りないと言われれば、今度はハーバード大学にでも行って研究をするなど精進するしかないのです。

目先の生産性に直結しない芸術とサイエンスへの理解が、まだまだ発展途上な気がしています。もしかしたら物質を手に入れるのに、その多くを輸入に頼っている日本では特にこの概念は日本国内において強いのかもしれないな、と感じる今日この頃です。

もしこの文化/国でサイエンスを続けたい場合、経済的自由が不可欠となってきます。サイエンスの基盤となるのはたいてい、その研究者における思考/思想の自由です。実現には一握りの人材以外は、自力で研究資金を用意しなければなりません。

簡単に言うと「肩凝りはアロマオイルを使ったマッサージが良いのか、それともクリームの方が良いのか。これを研究で明らかにしたい!」とサイエンスでメカニズムを解明したい個人の思考/思想の自由です。恐らくこの研究者は相当マッサージが好きなんでしょうが。

「良い学校を卒業して良い会社に入って、安定した収入を得ましょう。」

そういつものやつです。

この考えの意味は分かります。先祖代々、労働時間に対し見合った金額しか手に入らないものだという教えです。対時間での労働を経験してきているので私も多いに理解出来ますし、これしか道はない、と昔は信じ切っていました。

ところがどうでしょう?

このコロナ期間中に感染拡大を防止する目的で、「自宅で自粛、外出しないで!」という指導をきっちり守ってみると、意外や意外。会社に出勤しなくても仕事が出来る事が分かりましたし、自宅で仕事をする方が集中力も効率も上がる気もします。

これまでは、「1時間、¥いくら」、としか給与が与えられなかった時給制だったのに、最近ではプロジェクトごとに対しする対価が支払われるシステムがすぐに構築されたり、(1プロジェクトが10万円としたら、それを10時間かかっても良いし、1時間で終わっても良いです。)自宅で好きな時にオンラインで出来る業務もたくさん見つかりました。

そして、それの最たるものが、株の売買という副業です。先ほどのApple社の株を1980年代に、1980年代からMicrosoft社、Google社の株を2000年頃から、一番新しく2010年代にFacebook社株を保有されている方は素人が言うまでもなくピークで売っておられるでしょうし、何も持って居なかったら一番安値で購入出来れば嬉しい限りでしょう。

オンラインという形で心と心を繋いでくれるZOOM社

例えばこれ。米国ZOOM社の株。(繰り返しますが私はテックおたくなので、テック系ばかりになってしまうことをお許しください。)左の図が半年スパンでのグラフであるのに対し、右側はここ最近の1ヶ月の動きを示しています。

もし1株80ドルで手に入れられた時代に、何株かを購入して今週に売っていれば単純計算で倍です。詳しい諸経費などは除きますが、価値が倍です。しかも、その安かった時期というのは、たったの1年前なんです。

私はテックが好きなので、オンラインミーティングではいつもZOOMアプリを使っています。「なぜ去年のうちに株を買っておかなかったんだ!」という後悔よりは、純粋に夢があるなぁと前向きな思いになりました。経済を回す職業の方々はきっと得たその大金で、新薬を開発する会社に投資してくださったり、衣料品、食料品の流通を助けて下さっているとも聞きます。

このZOOM社の何が良いって、今、世間が騒がしい中やっぱり人間に必要なのは人間で、直接は会えない状況でも、オンラインという形で心と心を繋いでくれるこの技術を作ってきたということ。子供達の学業不足を懸念して、学校教育機関には、無料アカウントのまま40分の時間制限を外して提供していること。本当にありがとう。そして、株持ってた人、Good luck.

上昇するZOOM社の株価

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この記事を書いたドクター

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福島 八枝子
明るく好奇心旺盛な整形外科専門医Dr.ヤエコフがお届けします。スポーツ医学の本場アメリカで研究したPM&R(Physical Medicine& Rehabilitation)を扱う最新医学情報をはじめ、海外や日本での生活におけるおもしろエピソード等をご紹介

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